全国の強豪校に宮崎県勢が挑む「招待高校野球」。
今年は神奈川県の横浜高校と高知県の明徳義塾高校を迎え、10日(土)・11日(日)に行われます。
今回は、明徳義塾(高知県)に挑む宮崎県勢4校を紹介します。
甲子園春夏通算44回出場 強豪・明徳義塾(高知県)
高校球児の夢舞台、甲子園大会に春夏通算44回の出場を誇る高知県の明徳義塾。
18歳以下の日本代表に選ばれた左腕、池崎安侍朗投手を擁し、先週行われた四国大会で優勝、上り調子で宮崎へ乗り込んできます。
(明徳義塾ナイン)
「宮崎の皆さんに見てほしいのは、高校生らしい元気なハッスルプレーと粘り強いプレーです。明徳野球をしっかり発揮して絶対勝つぞ!」
春の県大会準優勝 延岡学園
明徳義塾に挑むのは、まず、春の県大会で準優勝した延岡学園。
(延岡学園 石田敏英監督)
「(バットを)振る力は他校と比べてもあるのではないかと思う。あとはコンタクト率というか確実性。」
そんな打線の中心となるのが、走攻守の三拍子がそろった宮川栞聖(しき)選手。
冬のトレーニングを経て長打力が増しました。
一方、投手陣は、最速153キロを誇るエースの藤川敦也投手が、明徳義塾の強力打線相手にどう対するのか注目されます。
試合を前に選手たちの気持ちは高まっています。
(延岡学園 宮川栞聖選手)
「藤川投手もすごいですけど、バッター陣もいいと思うので、延岡学園は。しっかり打ち勝って、あいつ(藤川投手)を楽にさせて、もっと楽に勝ちたいと思います」
(延岡学園 有川類司主将)
「甲子園を見据えると、勝って勝ち切らないといけないと思うので、そういう戦い方をしたい」
秋の県大会で準優勝 春の県大会ベスト4 聖心ウルスラ学園
続いて、去年秋の県大会で準優勝、春の県大会ベスト4と安定した結果を残す聖心ウルスラ学園。
(聖心ウルスラ学園 小田原 斉 監督)
「(明徳義塾)馬淵監督のいろんな采配であるとか、声のかけ方とか、そういったものを私自身も学びたい」
明徳義塾との対戦を心待ちにしているのは、キャプテンで打撃の中心でもある木村瑳志(さざね)選手も同じ。
ミート力がありチャンスに強く、エース・池崎投手との対戦を熱望しています。
(聖心ウルスラ学園 木村瑳志主将)
「センバツもテレビで見てて(池崎投手は)素晴らしいピッチャーだと思ったので、どう対戦するかなと。自分は左ピッチャーの苦手意識はないので、ホームランを打ちたいと思う」
秋・春の県大会ともにベスト4 富島
次は、去年秋と今年春の県大会でいずれもベスト4の富島。
(富島 中川清司監督)
「まず守備でゲームを作って、それからバッティングで盛り上がって勝つというのがうちのモットーなので、そこを目指していきたいと思う」
豪快な打撃と強肩を生かした守備でチームを引っ張るのが岡村了樹選手です。
岡村選手は去年の県選抜のメンバーで、チャンスでの一発に期待です。
(富島 岡村了樹選手)
「自分はフルスイングと思い切りの良さが一番の魅力。チャンスでまわってきたときの長打力と、絶対にかえしてやるという気持ちの強さを見てほしい」
都城東から校名変更し新たな一歩 櫻美学園
最後は、今年4月に学校名が変更され新たな一歩を踏み出した櫻美学園。
(櫻美学園 八牧竜郎監督)
「相手に不足はありませんので、相手がどうではなく、自分たちの野球がどれだけできるかにかかってくる」
試合のキーマンとなるのは、エースで180センチの長身から繰り出すストレートが武器の吉行遼真投手。
そして、キャッチャーの濱崎智也選手です。
去年、バッテリーそろって県選抜に選ばれた2人が明徳打線に挑みます。
(櫻美学園 吉行遼真選手)
「絶対に抑えるという気持ちを持って投げていきたい。自分の売りであるまっすぐを中心にしてスライダーで抑えていきたい」
甲子園常連の強豪明徳義塾を相手に宮崎県勢がどんな戦いを見せてくれるのか注目です。
※MRTテレビ「Check!」5月9日(金)放送分から