全国の強豪に宮崎県勢が挑む「招待高校野球」は、5月10日(土)・11日(日)に行われます。
今年は、神奈川県の横浜高校と高知県の明徳義塾高校に宮崎県内の8校が挑みますが、今回は、春のセンバツで優勝した横浜高校に挑む4校を紹介します。

今年春のセンバツ高校野球で19年ぶり4度目の優勝を果たした横浜高校。
新チームになってからここまで25連勝と公式戦負けなしで、勢いに乗ったまま宮崎へ乗り込んできます。

(横浜高校)
「宮崎県の皆さんには、どんなことにも泥臭く、一生懸命取り組む姿を見てほしい。招待試合でも全力で頑張ります。横浜高校、行くぞ!」

春の県大会連覇 宮崎商業

横浜高校と注目の対戦カードになるのが、先月、行われた春の県大会で2年連続頂点に立った宮崎商業。

(宮崎商業 橋口光朗監督)
「守備からリズムを作って、しっかり攻撃につなげて、1点1点粘り強く取っていくのが今年のチームの特徴」

勝利のカギを握るのが現在のチームで唯一、去年の甲子園を経験し、先頭バッターを務める日高有希也選手。
春の県大会では、打率が5割8分8厘でチームトップ、さらに走っては8つの盗塁を決めました。

(宮崎商業 橋口光朗監督)
「チームを勢いづけてくれるバッティングと、試合の後半ではマウンドにも上がるので、チームを勝利に導くような投手としての活躍をしてくれる選手」

(宮崎商業 日高有希也選手)
「バッティングと足というところが持ち味なので、1番バッターとしてまずは出塁して、盗塁というところでもたくさん相手をかき回して、ガッツあるプレーを見せられたら」

おととし甲子園出場 宮崎学園

招待高校野球では、さらに宮崎県勢3校が横浜高校に挑みます。
このうち、宮崎学園は、おととし、学校史上初の甲子園出場を果たした実力校。

(宮崎学園 崎田忠寛監督)
「野球というのは、失敗しても助けてもらえるスポーツなので、みんなで一体となって試合に臨むという思い」

注目選手は、去年秋にサイドスローに転向した満川 脩 投手です。
打たせて取るピッチングに加え、持ち球のスライダーでチームの勝利に貢献します。

(宮崎学園 満川 脩 投手)
「(横浜高校は)打力があるチームなので、コーナーを突いてしっかりと自分の持ち味が出せるように頑張ります」

春夏通算14回の甲子園出場 日南学園

続いて、春夏通算14回の甲子園出場を誇る日南学園。

(日南学園 金川豪一郎監督)
「チーム全員でとにかく守って、全員で攻撃して、接戦をなんとかものにできるように」

金川監督がキーマンにあげるのは、台湾出身で、野球留学で日南学園に来ているサイ・ウンチェン選手。
春以降5本のホームランを放っているチームの主砲で、投手もできる2刀流です。

(日南学園 サイ・ウンチェン選手)
「(憧れの選手は)大谷翔平選手。自分も2刀流なので、ピッチャーと野手どっちも世界一のレベルになりたい。(招待高校野球では)日南学園にすごい4番がいるなと思わせたい」

15人の3年生を中心に全員でつなぐ野球 都城農業

最後は都城農業。
今年は15人の3年生を中心に全員でつなぐ野球を意識しています。

(都城農業 久保喬史監督)
「自分たちの力を積極的に出し切ることを心がけさせてプレーさせたい」

攻守の中心となるのが先頭バッターでショートを守る松山一知理選手。
走塁のスペシャリストでもあり、相手の固い守りを切り崩したいと意気込んでいます。

(都城農業 松山一知理選手)
「コンパクトなバッティングでヒットを打って、足を使って盗塁をして相手の守備をかき回すのが自分のプレースタイル。横浜と少しでもいいゲームをできるよう頑張りたい」

県勢たちが春の選抜王者を相手にどんな戦いを見せてくれるのか。
熱戦に注目です。

※MRTテレビ「Check!」5月8日(木)放送分から