SDGsなカートに注目します。
宮崎市の企業が開発したカートは、エンジンもモーターもついていないのに動かすことができます。
どのようなカートなのでしょうか?

子どもたちの春休みに合わせて宮崎市の宮崎科学技術館に登場した特設サーキット。
子どもたちが運転しているカート、実はエンジンやモーターなどの動力がついていないんです。

(体験した子ども)
「信じられない。すごいものだなと思った」
「また乗ってみたい」
(体験した親子)
「楽しかった」
「娘と一緒に楽しめて子どもになった気持ちで楽しめた」

この「エコドリフター」を開発したのは、遊具のレンタルやイベント運営などを手がける宮崎市の小沢雄太さん。

開発のきっかけは、コロナ禍でした。

(サークルクロスキューブ 小沢雄太代表)
「コロナが始まって外で遊べない日が続いたのもあり、しっかり(体を動かせるように)作ったほうがいいということで開発した」

「エコドリフター」の操作はハンドルを左右に切るだけ。

体重移動で動力を車体に伝えることで動く仕組みとなっているそうで、世界初の技術となっています。

コツをつかめば簡単に、前進、旋回、それに、バッグもすることができるほか、車体を横滑りさせながらコーナーを曲がる「ドリフト走行」も可能なんです。

(廣末圭治記者)
「自動車運転歴25年、挑戦したいと思います」(※廣末記者、ドリフトに挑戦し、成功しました)

特許も取得し、さまざまな場所で体験イベントを実施している小沢さん。「エコドリフター」が環境について考えるきっかけになればとしています。

(サークルクロスキューブ 小沢雄太代表)
「楽しみながら環境のことを考えるきっかけを与えたいところは大きくあったので、なぜ、無電源でこういう走行ができるのかなというような喜びと、感動と楽しさを融合させてもらえたらうれしい」

「エコドリフター」は、宮崎市の宮崎科学技術館で4月6日まで体験することができます。
※3歳から大人(体重80キロ)まで ※料金1回200円