大分市佐賀関で発生した大規模火災について、市の災害対策本部は、住宅地がある半島部分の火が完全に消し止められたとして28日、「鎮火」したと発表しました。
11月18日に大分市佐賀関で起きた大規模火災では、住宅や空き家など182棟が焼損し、1人が死亡しました。
市は20日、住宅地がある半島部分では延焼の危険がなくなり「鎮圧状態」になったと明らかにし、その後、赤外線カメラを搭載したドローンによる熱源調査を行いながら消火活動を続けてきました。
27日から28日までの2日間で消防が赤外線で調査したところ、火のくすぶりが確認されなかったということです。その調査を踏まえて、28日午後1時30分に鎮火と判断されました。
また、飛び火した蔦島では延焼のおそれがなくなったとして、鎮圧したと発表しました。
28日午後から開かれた市の災害対策本部会議で足立信也市長は、「岩手県大船渡の山林火災では鎮圧に約11日、鎮火まで1か月以上かかったことを考えると、消防隊員をはじめとした消火活動を行った人たちに感謝を申し上げたい」と述べました。














