台風や大雨による洪水被害を最小限にする活動拠点「河川防災ステーション」が、宮崎県内で初めて延岡市に整備されました。

延岡市の五ヶ瀬川沿いに完成した「河川防災ステーション」。その目的は、台風や大雨による洪水被害を最小限にすることです。

国土交通省などが、1万5000平方メートルの敷地におよそ20億円をかけて整備しました。

施設には、災害時に活動拠点となる建物のほか、排水ポンプ車4台と照明車2台、それに、ヘリポートなどが備えられています。

また、川底や河岸が削られないように設置するコンクリートブロックも備蓄されています。

19日は、完成式が開かれ、延岡市の山本一丸副市長が「この施設を拠点として五ヶ瀬川流域の暮らしが守られるものと思っています」とあいさつしました。

(国土交通省延岡河川国道事務所 下村慎一郎副所長)
「仮に川が決壊などしたら、備蓄している根固めブロックを使って早急に緊急対策というのが可能となります」

「河川防災ステーションは」4月1日に供用が開始され、平常時には、地域のレクリエーションや文化活動の場としても活用されます。