新年を迎える準備です。宮崎県延岡市では、市民に時を告げる「城山の鐘」のすす払いが行われました。
およそ140年にわたって延岡市民に時を告げている「城山の鐘」。
27日は、8代目鐘守を務める日高康彦さんと妻の真理子さん、それに、延岡市の職員らが、鐘つき堂のすすやほこりをささ竹で払ったあと、丁寧にふきあげました。
また、鐘の音が響くように鐘の下に設置されているかめを取り出して、中にたまった雨水を洗い流していました。
最後に、鐘つき堂の柱などに紅白の布を巻いて、新年を迎える準備を整えました。
(8代目鐘守 日高真理子さん)
「みんな一生懸命頑張ってきれいにしたので、すごく気持ちがよかったです」
(8代目鐘守 日高康彦さん)
「自分の気持ちもきれいになったんで、またこの新しい気持ちで(鐘を)ついていきたいなと思います」
城山公園では、大みそかに市民が参加して、除夜の鐘をつくことになっていています。