今回の衆院選は、宮崎県内の各選挙区でも激しい戦いが繰り広げられました。12日間の選挙戦を振り返ります。
(立憲民主党 渡辺創氏)
「(前回の当選が)ハプニングではなく本物の思いであったと、どうか皆さん、一緒に証明しようではありませんか」
(自民党 武井俊輔氏)
「誰なれば、この日本を、この宮崎を、そして、この1区を守れるのか」
与野党の前職が激しい火花を散らした宮崎1区。選挙戦には各党の大物議員も応援に駆け付けました。
(立憲民主党 枝野幸男最高顧問)
「渡辺創、本当に大きな大きなリーダーに育っていくことは間違いない」
(岸田文雄 前総理)
「皆さんに助けていただきたい、引き続き国政に送っていただきたい」
さらに、武井陣営のもとにはこの人も・・・
(鈴木宗男参院議員)
「私が本物の鈴木宗男です。私も皆さん、暇で来ているんじゃないんですよ。よし、分かった!やってやるぞ」
また、渡辺氏が毎晩取り組んだのが、SNSでの発信です。
(立憲民主党 渡辺創氏:配信終わりの雑談で)
「ありがとうございました、プロの皆さんの目の前で学芸会のようなことをやってしまいました…ドキドキ」
前回、僅差で宮崎1区を制した渡辺氏。今回は、大差で当選を果たしました。
(立憲民主党 渡辺創氏)
「宮崎1区で再び役割を背負わせていただいたとそのことが、何よりも幸せであると思います」
(自民党 江藤拓氏)
「政権が変わって、自公が政権からずり落ちて、それで、この国が、宮崎県が、ふるさとが、いい方向に向かう、よくなるのであれば、我々は身を引くべきであります。しかしどう考えてもそうはなりません」
(国民民主党 長友慎治氏)
「政権交代、世代交代をしていくことで、国民の声に寄り添う政治を必ず実現してまいります」
12年ぶりの前職同士の対決となった宮崎2区。
序盤、江藤氏が優位に選挙戦を展開しますが、長友氏が猛追します。
(国民民主党 長友慎治氏)
「今回、選挙区で勝利したい!この選挙区で勝ち切りたいんです。この宮崎のために仕事をするためには、選挙区で勝つことがマストなんです!」
一方、江藤氏は、毎日、地元に張り付き、最後まで支持を訴えました。
(自民党 江藤拓氏)
「私はバッジを守りたいのではありません。何度も言いました。バッジを守りたいのではありません。やりたいこと、そしてやらなければならないことがあるから、あの世界に戻らなけらばなりません」
接戦を制したのは江藤氏。
(自民党 古川禎久氏)
「日本丸の舵を大きく切って、時代の舵を大きく切ってこっちにいきましょう」
宮崎3区の古川氏は、自民党派閥の裏金事件にふれ、政治への信頼を取り戻したいと繰り返し訴えました。
(自民党 古川禎久氏)
「ゲンコツはいただいて、その上で、魂を入れ替えて頑張れと、そういうメッセージをいただく場面だというふうに思っています」
自民党に逆風が吹く中でも、盤石の態勢で勝利しました。
(自民党 古川禎久氏)
「日本の将来のためにもう一度我々は私含めて本当に心構えを新たにして大きな時代の転換期に臨まなければならないとその覚悟を新たにしているところです」
※MRTテレビ「Check!」10月28日(月)放送分から