3年後の宮崎国スポに合わせて新しく屋内型プールが整備されるのに伴い、宮崎市の県営プールは供用が終了します。

多くのスイマーたちに親しまれてきた県営プール。
6日は、屋外プールで半世紀の歴史に幕を下ろす、最後の大会が行われました。

1979年「宮崎国体」に整備 松田丈志さんはじめ多くの選手を輩出

(渕 雅顕 記者)
「きょうが最後の大会となり、多くのスイマーが感謝と惜別の思いを胸に最後の泳ぎを楽しみます」

宮崎市の県総合運動公園内にある県営プール。
6日は50メートルの屋外プールで最後の大会となる「ニチレイチャレンジ泳力検定」が開催され、県内外から多くのスイマーが集まりました。

(同級生の2人組)
「中学校高校とずっと一緒にここで泳いできた同期なので、きょうは、最後に勝負しようかなと。ここでいい記録を出したこともあるし、残念な記録もあるが、ずっとここでやってきた最後の思い出かなと思っています」

2027年に県内で開催される宮崎国スポ・障スポに向け、県は宮崎市の錦本町にある元・県有グラウンドに新たな屋内型プールを整備。
これに伴い、県営プールは一つの区切りを迎えることになりました。

今から51年前に完成した県営プールは1979年に県内で開催された「宮崎国体」に合わせて整備されました。

1992年にはインターハイ、2001年には日本マスターズなど、数多くの大会が開催され、延岡市出身の松田丈志さんをはじめ、多くの選手を輩出してきました。