宮崎県内の点滅信号は305基⇨165基も全国4番目の多さ
県警察本部によると、県内では、去年、点滅信号のある交差点で人身事故が51件発生した。

こうした事故のリスクから点滅信号は全国的に撤去が進んでいる。
県内でも最も多かった2008年度には305基の点滅信号が設置されていたが、年間、10基から20基ほど撤去し、今年3月までに165基まで数を減らした。

ただ、依然として全国では4番目に多く、点滅信号による事故は後を絶たない。
(宮崎県警察本部交通企画課 佐藤康広警部)
「やはりドライバーさんの勘違いですね。点滅信号であれば、もう信号機が今休止状態に入っているからそのまま進行していいという勘違いをして、交差点にそのまま入ってしまい、交差道路から進行してきた車両をや歩行者等と衝突するという事故が発生する」

また、専門家は数が減少傾向にあることで、ふだん、点滅信号を通らない人が事故を起こしてしまうと推測する。
(九州大学・交通心理学の専門家 志堂寺和則教授)
「日ごろ、通過する機会がない人もたくさんいると思う。それでルールをなんとなく忘れてしまって、なんとなくの自己流の理解で通過している。そこが一番大きいように思う」
