宮崎市の中心市街地を走る、小型の電動バス「ぐるっぴー」に、4月、新しく鐘が取り付けられました。
その鐘は、綾町の鋳金作家の男性が制作したものです。どのような思いが込められているのでしょうか。

街を巡る小型電動バス 運転席のレバーを引くと鐘から「チン」いう音が

宮崎市の中心市街地を周遊する小型の低速電動バス「ぐるっぴー」。

その屋根に取り付けられたのが、こちらの鐘です。
運転席のレバーを引くと、鐘から「チン」いう音が響きます。

4月、お披露目されたこの鐘は、宮崎市の「まちなかグリスロ運行協議会」が市民からの寄付金を活用して取り付けたもので、進路変更や発進などの際に鳴らされます。

(宮崎市まちなかグリスロ運行協議会 日高耕平会長)
「チンチンという音を(聞いて)宮崎市民や観光客が振り向いてほしい。気軽に自分の足と思って乗ってほしい」

音のある街づくりを進めようと設置された鐘。
こうした鐘が緊急車両以外に取り付けられるのは全国で初めてだということです。

(ぐるっぴー利用客)
「楽しくていいじゃないですか。めったにああいう鐘の音は聞かない」