熱戦が続く宮崎県高校総体。30日は、弓道団体の決勝が行われました。どの学校が優勝を射止めたのでしょうか。
(高橋美苑リポーター)
「ひなた武道館で行われている弓道男女団体戦。会場は緊張感に包まれています」
1チーム5人で行う弓道の団体戦。1人が4射ずつ放ち、的中した数の合計を競います。
男子の決勝戦は、去年、悲願の初優勝を果たし連覇を狙う宮崎南と、29日の個人戦で優勝した板越を擁する都城工業が対戦しました。
全員が4射目を終え、合計得点は…
「同中のため競射を行います」
互角の戦いを見せ、試合は互いに1射ずつ射る「競射」になります。
4人目まで終えた時点で、お互い2射ずつ的中させた両チーム。勝負の行方は5人目の矢にゆだねられます。
都城工業の5人目が的中。
都城工業が、19大会ぶり11回目の優勝を手にしました。
(都城工業 福田 脩 選手)
「いつも通りを意識しながら臨みました。(優勝できて)とてもうれしかったです」
一方、女子の決勝は連覇を目指す宮崎商業と、都城泉ヶ丘が対戦しました。
試合は、2射目までで互いに合計6射と互角。
このあと、宮崎商業のキャプテン、黒木が全射的中させる活躍を見せ、13対11と接戦を制した宮崎商業が2連覇を達成しました。
(宮崎商業 黒木 晴 主将)
「ちゃんと今まで準備してきた成果を最後まで出し切ることができて嬉しいです。インターハイでも優勝目指して、自分たちのことを信じてやり切れるようにこれから練習頑張ります。」
(高橋美苑リポーターの感想)
団体メンバーに入れなかった部員が見守りながら、的に的中したら「よし!」と一生懸命掛け声していました。
団体メンバーが、部員全員の想いを背負って戦う姿が素晴らしかったです。
※MRTテレビ「Check!」5月30日(木)放送分から