民間による「サイバー防犯」の活動も

警察だけにとどまらず、県内では、IT企業などで構成する県サイバーセキュリティ協議会「MiCS」が県や県警と連携して活動し、啓発活動などを強化しています。

(渕 雅顕 記者)
「皆さん、このようなメッセージが届いたことはありませんか?近年、インターネットを使った犯罪が深刻化していることを受け、ネット上に蔓延る違法なサイトをパトロールしています」

今月11日に行われたのは、社会人や大学生などの「特定サイバー防犯ボランティア」によるパトロール。

県警と、「MiCS」の会員でもあるIT企業の「クラフ」が連携した取り組みで、25人の防犯ボランティアが専用のアプリを使って、正規のサイトを装ったいわゆる「フィッシングサイト」を発見し、通報しました。

(特定サイバー防犯ボランティア)
「巧みにサイトが作られていて、実際に普通の方が見ても一見して分からないようにうまく作られているので、そういったところを私たちで早めに見つけて少しでも被害が少なくできれば」

「高齢の親や小さい子供がいるので、これから先、サイバー防犯に巻き込まれないように、まず、自分が学んで身近な人を助けられたらという思いで皆さんと同じ気持ちでボランティア活動をしたい」

日常に潜み、誰もが被害者になりかねないサイバー犯罪。
警察などが進める対策と同時に、私たちもリスクを知ることが重要です。