新年度を迎え、お子さんが小学校入学を控えている家庭も多いのではないでしょうか。
特に小学校低学年の子どもたちが気をつけなければいけないのが、通学中の交通事故や犯罪です。
巻き込まれないためには、どのようなことに気を付けたらよいのか取材しました。

歩行中の小学生の事故が過去5年間で151件 約半数が小学1、2年生

まもなく始まる新学期。
今年も多くの小学1年生が入学を控えていますが、気を付けなければいけないのが登下校時の交通事故です。

(宮崎県警察本部交通企画課 小森 誠 警部)
「県内の過去5年間の事故を見ていくと、歩行中であれば、小学1年生、2年生、低学年による交通事故が増える傾向になってます」

県警察本部によりますと、県内では、歩行中の小学生の事故が過去5年間にあわせて151件発生。
このうち、全体のおよそ半数が小学1、2年生の事故となっています。

また、151件の事故のうち100件が道路を横断中に発生しているということです。

(宮崎県警察本部交通企画課 小森 誠 警部)
「大人の方が左右の視野が大体150度、子どもは狭くて90度くらいになります。ですので、例えば何かに夢中になってしまうと周りに注意を払うことができなくなって、車が接近していることに気づかなくて交通事故にあってしまうということが考えられます」

県警の小森警部は、入学前に子ども目線で通学路を確認してほしいと呼びかけています。

(宮崎県警察本部交通企画課 小森 誠 警部)
「まずは、子どもさんの目線で歩いてみて、通学路を歩いてみて、どこに危険が潜んでいるかっていうのを(入学前に)確かめていただきたい」