若者の投票率アップにつなげる取り組みです。
宮崎市で県内の大学生たちが本番さながらの模擬選挙を体験しました。

NPO法人「ドットジェイピー宮崎エリア」が宮崎市で行った模擬選挙。
県内の大学に通う学生およそ60人が参加しました。

参加者たちは、まず、「若者の投票率向上」の施策について、立候補者に見立てた3人の演説を聞きました。

「投票ポイント制度を導入しポイントを得る、ポイントを貯める。そのために若者が投票に行き続けるというサイクルを作ることができます」

(田尻怜也記者)
「こちら実際に使用されている投票箱です。演説を聞いた学生たちは、このあと模擬投票を行います」

学生たちは、投票の流れを確認しながら一票を投じていました。

(模擬投票した学生)
「今回の模擬投票を通して、(政治に)興味を持つことができたので、これから投票行く機会があれば、是非行ってみようと思います」
「投票があることで、自分が社会問題に対して向き合う時間が取れることは、本来の投票の意義であるとすごく感じました」

(NPO法人ドットジェイピー宮崎エリア 長井蒼葉さん)
「自分が一票を誰に入れるかで、全然結果が変わってくるという一票の重みをすごく感じてくれたんじゃないかと思いますし、自分が物事を知っていたりとか、自分が何かを変えるために動くことの大切さを感じてくれたと思っている」

2022年の参院選では、県内の18歳と19歳の投票率は26.37%。
若者の選挙への関心の低さが課題となるなか、「ドットジェイピー宮崎エリア」では、今後もこうした機会を作っていきたいとしています。