石川県内各地で「いしかわ百万石文化祭」が繰り広げられていますが、中能登町では、日本酒の原酒「どぶろく」の様々なイベントが行われています。この「どぶろく」で町おこしに取り組むも認知度不足に悩む中能登町が再び動き始めました。

11月18日、「いしかわ百万石文化祭」の一環として中能登町が企画した「どぶろく文化ツアー」参加者からは「お米の粒がすごく残っているから、普通の清酒と違って食べ応えがあるのかな飲みごたえもあるし美味しいです」といった声や「発酵食品というのがもろに伝わってくる」といった声が聞かれました。

参加者は、どぶろくを飲み土地の旬の味を楽しみながら、どぶろくの文化・歴史に触れていました。

どぶろくツアー

「どぶろく」とは米と米麹と水を原料に発酵させた酒です。清酒と違い、もろみをこさずに造るため、見た目は白く濁っていて口当たりはとろりとしています。

どぶろく

10月下旬から中能登町二宮の天日陰比咩神社でもどぶろく造りが始まりました。

天日陰比咩神社 船木清崇禰宜

天日陰比咩神社 船木清崇禰宜「どぶろくを含めたお酒というのは必ずお供物として上がる物ですので昔から神社のお供物としては非常に大事なものです」

神聖なる酒、どぶろく。
全国にあるおよそ8万社の神社のうち、「どぶろく製造」の許可を得ている神社は30社ほどしかありません。そのうち中能登町には「天日陰比咩神社」のほか、「能登比咩神社」「能登部神社」の3社が含まれています。