当時の信号の色は…捜査にあたった警察官が証言

17日は事故の捜査にあたった警察官の証人尋問も行われ、当時の信号の色について調べをもとに証言しました。

裁判所に証拠として提出された事故当時の監視カメラには、衝突した瞬間の信号の色は映っていませんでしたが、赤信号から青信号に変わる瞬間が捉えられていました。

証人の警察官は、何秒ごとに色が変わるのかという信号の周期について説明すると、被告が乗っていた車が、交差点に進入したのは赤信号から青信号に変わる13秒前だったとし、赤信号無視を特定したと証言しました。

一方で、衝突した瞬間の信号の色が写っていないことについては、信号機に使われるLEDが肉眼には見えない速さで点滅しているため、撮影されたタイミングでは消えているように映っていたと説明しました。

裁判は検察側と弁護側、両者の主張に真っ向から隔たりがある中で、6月1日に結審し、6月21日に判決を迎えます。