投資した金を株の運用に充てると偽り、金沢市に住む契約者らから合わせて2800万円をだまし取ったとして、生命保険会社の元社員が詐欺の罪に問われている裁判で、検察は2日、懲役5年を求刑しました。

プルデンシャル生命保険金沢支社の社員だった66歳の男は、契約者などに株へのうその投資話を持ちかけ、合わせて2800万円をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われています。

2日の裁判で検察側は、被告が抱えていた多額の債務の返済に充てるために出資を呼びかけたのは身勝手で酌量の余地はないとして、懲役5年を求刑しました。

これに対し弁護側は、預かった現金は一時的に債務の返済にあてただけで、運用で得られた利益を支払う意思はあったとし、無罪を主張しました。

判決は11月21日に言い渡されます。