透き通った黄金色のスープに見た目が美しい醤油ラーメン。
荒川冴稀亜さん
「大胆な感じかなと思っている。人生長い目で見た時にもっと大胆なことをやってみたいなって」
ラーメンを手がけたのは当時高校2年生だった荒川冴稀亜さん。去年7月から、石川県野々市市内のシェアキッチンで、ラーメンを提供しています。
荒川冴稀亜さん
「ラーメン巡りの時に食べたラーメンを再現しようと思って家で作っていたら、自分で作ったラーメンを色々な人に食べてもらいたいなと思って、店を出すことを決めた」
現役高校生の冴稀亜さん。ラーメン作りに専念するため、去年、それまで通っていた全日制の高校から、通信制の高校への転入を決意しました。
荒川冴稀亜さん
「どんどん大きくしていって、全国でも知られるような日本一のラーメン店を築き上げたい」
現在、冴稀亜さんは野々市のシェアキッチンで月に1回、ラーメン一統として営業していますが、もっとお客さんに提供する機会を増やしたいと新たな挑戦を始めています。
来店客
「スープもおいしいしOK!」「煮干しがイイ!」「本当プロみたい、プロが作ったラーメンと変わりない」
荒川冴稀亜さん
「接客でもラーメン作るのにも、お客さんがどうしたら喜んで満足してくれるかなっていうのを考えてる」
いまは空き家となっている、祖父母の家を活用し、2月から月1回、ラーメン店を開いています。家族で利用しやすいように、お子様ラーメンもスタンバイ。
来店客
「(家でラーメンは)なんか斬新。初めてな感じでおもしろいなと」「子どもも家だと連れてきやすい」「家の雰囲気のように落ち着いて食べてるかなと」
母・恵美子さん
「大切にしてきた家なので、私たちでどういう生かし方があるのか考えて、ラーメン店なかなか行けないんだっていうお母さんたちの声を聞いたので、それならもうここで食べていいよって」
この日のメニューは「淡麗煮干し塩ラーメン」数種類の煮干しで丁寧にとったスープももさることながら、こだわりは金沢の製麺所にお願いした特注麺。
荒川冴稀亜さん
「普通のラーメンよりだいぶ長いと思う。茹でたらもう少し長くなる。自分の好みなんですけど、すすり心地が長いほうがいい」