敦賀より西の延伸を考えるうえで、沿線の市や町、住民の考え方に多少のずれがあるのかもしれません。

北陸に住む側からすれば
①大阪や京都までの時間が短縮されることで利便性が増し、関西方面からの観光客もよりたくさん来ることで、地域経済が活性化される

②大地震など災害の際、東海道新幹線に代わる東京~大阪間の代替輸送手段として機能する


このようなメリットを思い浮かべます。

一方で、関西圏から眺めてみると
①延伸区間の環境問題などについて不安がある。トンネルを掘った後の土をどうするのかなどの心配がある

②北陸へのアクセスが良くなることへのメリットがはたして大きいのかという考え方も


このような懸念に対しては、北陸と関西の知事が連携して取り組みを進める動きがありますが、どう実効性を高めていくかという石川県にとっての課題もあります。