子どもの証言が頼り…保護者らを苦しめる事情とは
さらには、子どもたちの証言に頼らざるを得ない状況が保護者を苦しめています。保護者らは少なくとも4人が体罰を受けたと主張しますが、警察に被害届を出すまでに至ったのは1人だけで、金沢市や児童相談所に改善を求めて相談したものの、納得できる対応は得られなかったといいます。
母親Bさん
「本当は社会の中で子供の権利っていうのを守っていかなきゃいけないのに、何もそれがなされないこの現状に無力感というのを感じています」
金沢市の子育て支援課は、個別の事案には答えられないとしたうえで、学童保育や英語塾などといった学校外での事案については、子育て支援課が最初の窓口になると説明します。しかし…
金沢市・子育て支援課 山下慎一 課長
「そもそも児童クラブなのかどうなのか、ここから確認をして、もし児童クラブであれば私どもの監督権限になるんですが、そうでないと事業所が自ら運営していくことになるので、この部分についてなかなかわからない場合にはすぐに指導監督ということが出来ないっていうことがよくあります。」
