金沢市の英語教室が行う学童保育で、日常的な体罰が行われているとして、保護者らが被害を訴えています。金沢市は保護者からの指摘を受け、英語教室に対し注意喚起を行っていたことが北陸放送の取材で分かりましたが、そこには大きな壁が立ちはだかっていました。(関連する前回の記事

保護者に届いたメッセージ

去年7月、保護者のもとにSNSを通じて届いたメッセージ。体罰があったと書かれた文書の送り主は、放課後の児童を預かる金沢市の英語教室が開く民間の学童保育の施設からでした。

母親Aさん
「私達が仕事をしている間、安全に過ごしてもらうために学童に預けていたのに、それを実際に裏切られてたわけですから」
母親Bさん
「子供を何時間以上も預けるようなビジネス形態の場合、やっぱり認可制にしないと危ないんじゃないかというふうに思ってます。」

この問題では、英語教室が行っている学童保育で、少なくとも1年以上にわたって児童への体罰が繰り返されていたことが明らかとなりました。保護者からの訴えを受け、去年7月に開かれた説明会では、体罰を行った当時の代表の男性から直接謝罪があったということです。

体罰があったとされる学童保育

体罰があったとされる学童保育で開かれた保護者説明会でのやりとりです。