このイベントを全国に先駆けて手がけるのが、2020年に設立された石川県内のベンチャー企業、その名も「ドローンショー」。

20代のスタッフが中心となり、デザインからドローン操作まですべて行っています
◆ドローンショー経営戦略部シニアマネージャー
齊藤辰悟さん「これは自社開発してドローンショーをするために開発したドローンになります。特長は小型で軽量、通常はリモコン操作で1台1台飛ばすんですけど、これはパソコンによる自動制御を行って飛ばすものになります。ドローンの動きはアニメーションで設計し100台、200台のドローン編隊をコントロールします」

◆事業部プロジェクトマネージャー/クリエイター永井涼雅さん「この1個1個のオブジェクトの動きだったりXYZの高さや位置だったり、色をアニメーションソフトで作って実際にドローンの中にデータを読み込んでスタートボタンを押してドローンが飛ぶという感じ。このアニメは設計書みたいなもので、ショーデザインだけでなく3Dプリンターなども使いながら機体の開発、改良も自社で進めています。

◆事業部エンジニア小野田武蔵さん「これの場合は中身の機械を少し変えていて大幅なコストダウンと新しいバッテリーを入れる想定なので今までは16分だったのが17分、18分と飛ぶように設計中です」
石川県内だけでなく全国各地から依頼があるドローンショー。ひとつのショーの準備期間は、およそ2か月かかります。
◆齊藤辰悟さん「お客様が何を夜空に描きたいのかとかお互いコミュニケーションを取りながら作りあげていきます。生活においてドローンって欠かせないものになると思うんです。我々はショーをやってますけども物流であったりとか、ドローンが前提として作りあげられる社会にどんどんなってくると思いますので、可能性が広いものだと思っています」
