石川県初のプロランナー福村拳太選手。去年『金沢マラソン2022』で自己ベスト2時間16分20秒を記録し、初優勝を果たしました。
2023年卯年。目指すは最高峰の舞台です。

福村拳太選手
「この大会(金沢マラソン)だけは絶対に優勝するって思ってやってきた」
福村選手にはその先の大きな目標があります。
福村拳太選手
「パリオリンピック。2024年にある大会をマラソンの日本代表として出場することが目標」
来年7月に開かれるパリオリンピック。
福村選手は石川から世界の舞台を目指します。

MRO 牛田和希アナウンサー
「福村選手にとってオリンピックとは?」
福村拳太選手
「最高峰ですよね。チャンピオンを決める大会。勝負を決めるというところにスポーツ選手として僕自身喜びを覚える」
陸上は「生きる楽しさ」と語る福村選手、生まれ育った金沢で陸上に目覚めました。
福村選手
「生まれて初めて僕が得意なことを見つけたのが長距離走。小学校5年生くらいに体育の授業で持久走がクラスで2、3番くらいになって」
その後、陸上競技に没頭し、遊学館高校で全国大会出場。ふるさとを離れ進学した東海大学では1年生で箱根駅伝にも出場しましたが、順風満帆な競技生活とはいきませんでした。

福村選手
「(大学時代)自分がうまくいかなかった時にこそ正直自分の『見たくない部分』や『闇』とか『内観したくない部分』をみるという時間があり、大学では大事な期間だったと感じている」

大学卒業後は実業団チームを経て、おととしから石川県内初のプロランナーとして活動しています。企業だけでなく地元ランニングクラブも福村選手とスポンサー契約を交わし、ランニングコーチを依頼しています。
美水クリスタル 武岡秀樹さん(ジュピターランニングクラブ)
「福村コーチにお手伝いできることがないかなということで、大切な事なのでスポンサー契約を結ぶ事から始めました。ランニングクラブとして福村コーチに元気をおくりたいなというつもりでコーチにもなってもらった」
多くのサポートを受けてのぞむ、福村選手のパリオリンピックへの挑戦。