経済同友会は、違法サプリをめぐって組織のトップ=代表幹事を辞任した新浪剛史氏の後任として、日本IBMで社長を務める山口明夫氏を選任したと発表しました。

経済同友会の新しい代表幹事に選任された山口氏は、IT大手の日本IBMで2019年から社長に就任し、2022年からは経済同友会の副代表幹事もつとめていました。

代表幹事のポストは、前任の新浪氏が違法サプリを購入した疑いで警察の捜査を受け辞任して以降、選考委員会が後任の選定を進めていました。

きょう臨時で開いた理事会で山口氏が選任され、山口氏は来月1日付けで代表幹事に就任します。

経済同友会は、1946年に設立された団体で、企業の経営者が個人として参加し、より良い経済社会の実現のため政策提言などを行う組織です。

経団連、日本商工会議所とともに経済3団体に数えられ、年明けに開催される経済3団体合同の「新年祝賀会」は、新体制で臨むことになります。