しかし18キロ過ぎに徐々に先頭集団から離れます。その後20キロ通過地点ではトップと56秒差の25位まで順位を落としてしまいました。

しかし。。。

牛田アナウンサーはその後、フィニッシュ地点で福村選手を待ちますが、3時間たってもその姿は見られませんでした。

そんな時、福村選手から牛田アナに電話が。慌てて駆けつけると、29キロ地点で無念の途中棄権。原因は足の違和感でした。

途中棄権になっていた福村選手

牛田アナ
「ご自身も全く予想もしなかった(途中棄権)と思いますが」
福村選手
「・・・それが難しさであり、だからスポーツというのは面白い。そういうシビアな部分があるからこそ、勝つということには価値があると思う」「まぐれの勝ち、まぐれの負けはないと思っていて、結局走れなかった。目標に達成できなかったということは準備が足りなかったから」

冷静に敗因を振り返ると

大会は初優勝の中村祐紀選手。(住友電工 2:08:29)中村選手に加え、日本人3位以内と2時間10分以内の条件を満たした3人がMGC切符を手にしました。

レースから1週間後。金沢市に戻った福村選手。週に一度、コーチを務める陸上教室で大会結果を報告しました。

福村選手
「くやしい時にくやしがるというのは誰でもできると思っていて、そういった時こそ、いかに早く前を向いて早く進んでいくかっていうところに、成長の差がでるかなと思っているので。今僕自身はすごく前を向いている」

チャンスは2月の大会にも

パリオリンピックへの挑戦は2月26日の「大阪マラソン2023」に持ち越されます。

牛田和希アナウンサー
「2023年どんな年にしたいですか?」
福村拳太選手
「2023というのは、パリ五輪を決定づける年になるので、間違いなく本当に人生をかける1年になるし、かけたいなと思う1年になる」

2023年の抱負は?

卯年は福村選手の「跳ねる!」姿に期待です!