特定の産業や事業所の労働者に適用される特定最低賃金の引き上げに向け、石川労働局が26日、連合石川に協力を要請しました。

10月8日に石川県の最低賃金は1,054円に引き上げられましたが、これより高い水準で設定される特定最低賃金の改正について、石川労働局の八木健一局長らが26日連合石川を訪れ、協力を呼びかけました。

今回の最低賃金の引き上げは、「一般機械」と「自動車」が1,040円から1,090円に、「電気機械」が1,008円から1,064円に、「百貨店」が994円から1,060円へと、いずれも過去10年で最も高い引き上げ額となります。

石川労働局では国の助成金の活用も周知していきたいとしています。

石川労働局・八木健一局長
「7団体に対して周知するとともに、我々としても各市町の広報誌などで広く周知していきたい」

連合石川・小水康史会長
「(助成金を)使う側として、どれが適用されるのかというのは我々も気になるところだったので、今伺ったところ、しっかりとした窓口があるということで、そちらの方も周知していきたい」

特定最低賃金の引き上げは来月31日に発効されます。