福井県としては県政史上初めてとなる女性副知事が1日誕生し、福井県庁で就任会見が開かれました。

福井県副知事に就任した鷲頭美央さん

1日付けで福井県副知事に就任したのは、鷲頭美央さんです。鷲頭さんは東京都出身の43歳。慶応大学経済学部を卒業後、2003年に総務省に入省し、山梨県や高知県などで主に総務畑を経験。2020年からはさいたま市財政局長、去年4月からは福井県総務部長を歴任してきました。

鷲頭さんは「北陸新幹線敦賀開業や中部縦貫道の全線開通を控え、大きく飛躍する局面を迎える非常に重要な時期に副知事に選任され、大変身の引き締まる思い。女性活躍や子育て政策は、地域全体で応援をし、福井の女性が安心して一歩踏み出す勇気を持てる環境作りの先頭に立って全力で頑張りたい。自分自身も子育て中なので当事者目線が生かせるのではないか、女性をはじめ、全ての県民が輝ける、幸福を実感できる社会づくりに向け全身全霊を注ぎたい。また福井ブランドの蕎麦、いちほまれ(福井米)、豊富な水産資源など福井の食のトップブランド化を杉本知事や中村副知事と共に力を合わせ県民主役の県政、徹底現場主義、チーム福井の考えで福井県のさらなる発展に大きく貢献したい」と抱負を述べました。

杉本達治知事は4月の知事選で「子育て支援、女性が本当の意味で活躍できる社会にして行く」「副知事への女性登用」などを公約の目玉として掲げていました。

仕事と家庭の両立を模索しながら小学生の娘2人とともに暮らす鷲頭さん。福井の子育て環境は最高と、休日は県内の公共施設や公園、プールなどで過ごしているとのことです。

鷲頭副知事は総務部、未来創造部(新幹線交通街づくり局を除く)、健康福祉部、農林水産部、土木部などを担当します。