「あの歓声を聞くんだ」 現役生活の励みにしていたファンへの思い
大学を卒業してからは、同郷で大学OBの追手風親方(元幕内・大翔山)のもとに入門し、2013年の春場所で幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏みました。

技能賞を4度受賞するなど、巧みな技が光る相撲と、その端正な顔立ちで、女性ファンからの人気も集め、不祥事で低迷していた大相撲人気の回復に大きく貢献しました。

2018年に最高位の小結まで上り詰めたものの、最近では両膝の手術を受け、2場所連続で休場するなどけがに悩まされました。
元小結・遠藤の北陣親方「(勝てば)鳥肌が立つような声援をもらっていたので、最後の最後までもう一回あの歓声を聞くんだという気持ちで土俵に向かっていた」

遠藤は年寄・北陣を襲名し、今後は若手力士の指導にあたります。
元小結・遠藤の北陣親方「たくさんの方に応援してもらえるような力士を育てたい」
12年半にわたり、石川県内だけでなく角界全体を盛り上げてきた遠藤。未来を支える親方として第2の相撲人生をスタートさせます。











