中小企業経営者からは悲痛な声と深刻な実態…
実際、中小企業の経営者からは、どんな声が上がっているのでしょう?

県信用保証協会が行ったアンケートによると、経営に影響を与えている原因として、約2割の企業が「原材料高(21.4%)」を挙げ「新型コロナ(18.7%)」「人手不足・人件費高騰(16.0%)」と続いています。

また、返済が始まった時の資金繰りについては、約3分の2の企業が「やや不安がある」「大いに不安がある」と回答しています。
さらに懸念すべきは、県信用保証協会の保証先、約1万4000社のうち約5400社の経営者が60歳以上で、返済が見通せないことを理由に事業を終える「あきらめ廃業」が増えるのではという点です。
来年春から本格化するゼロゼロ融資の返済を前に、倒産や廃業を防ぐためにも早めのアドバイスで事業者に気づきや、やる気を持ってもらうことが重要です。石川県信用保証協会では、無料で専門家の派遣を行っていて、困りごとがあれば、まず相談してほしいと呼びかけています。