馳氏と“遺恨”のある県議 前回は対抗馬を推した県議は
前回の選挙で馳知事を推した自民党県連の重鎮は、今回もエールを送ります。
自民党石川県連・福村章最高顧問「災害対応は緒に就いたばかり。ここで中断しては4年間やってきた意味がない。知事も精力的に県民の中に入ってやってきたからこれからもさらに頑張っていってほしい」

その一方で、前回の選挙で自民党は対立候補を応援した県議も多く、一枚岩ではありませんでした。
その一人、輪島市選出の宮下正博県議は、2023年の県議選で馳知事から「刺客」を送られ、厳しい選挙戦を戦いました。宮下氏は「ノーサイド」を強調します。
宮下正博県議「前回がこうだから今回がこうじゃなくちゃいけないということはないと思う。(県議選で対抗馬を)送り込んだか送り込まないか、私は気にしておりません」

また、金沢市選出の田中敬人県議は、前回の知事選で山野氏を支持していました。山野氏は今回も出馬が取りざたされています。
田中敬人県議「まだ知事選挙に向けてはどういう方が出てくるか分からないから様子を見ながら。党の決定もあることだろうから。(ほかに名前の挙がっている方もいるが?)本人が正式に表明しているわけではないから、私としては今のところどうすることもできない」

積極的な支持、「遺恨はない」とするスタンス、現職への支持について明言を避けるなど、自民党内の声はさまざまです。
自民党県連は馳知事の推薦について支部などの意見を聴取し、早ければ11月にも結論を出すとしています。