日本海を代表する冬の味覚ズワイガニ。石川県輪島市の小中学校では11日メスの香箱(こうばこ)ガニが2年ぶりに給食として提供され、子どもたちが贅沢な旬の味を楽しみました。
輪島市の小学校で給食に登場したのは冬を代表する味覚「香箱ガニ」です。

2024年の能登半島地震で、海底が隆起するなど大きな被害を受けた輪島港ですが、11月から本格的にカニ漁が再開し、その漁獲量は好調だといいます。
石川県漁業協同組合輪島支所販売課・長池豪志さん「ズワイガニの雄ガニの方は約1割ほど漁獲が多いですよ。」
県漁協輪島支所によりますと、メスの香箱ガニは資源保護のため漁獲制限が設けられていて、ほぼ2024年並みの漁獲量ですが、オスのズワイガニは豊漁が続いていて漁師も手ごたえを感じています。
カニ漁師は「漁できることでカニも食べてもらえると思うので、これからもいっぱい食べて下さい」
2年ぶりに復活した1人1杯の香箱ガニ給食。例年は小学6年生だけですが、地震の影響で去年は中止となったため、中学1年生の給食にもカニが提供されました。

児童「(剥くの初めて?)はい(上手くできる?)わからん」
なかには初めてカニを剥く児童もいて、最初は苦戦していましたが、友だちや先生から剥き方を教わりながら上手に身を取り出し旬の味を楽しんでいました。
児童「めっちゃ美味しい。カニ給食の時は絶対(風邪)ひかないって」「(5年間)早く食べたいなって(思ってた)」「醤油が欲しいなと思いました」「(カニ給食なら週何回くらい食べたい?)週3!」
輪島市では、12日も市内3つの小中学校で香箱ガニの「カニ給食」が振る舞われる予定です。











