落雷で鉄塔が火災 巨大な雷では放射線が関係⁉
2023年1月の観測で放射線が観測された鉄塔ですが、2018年1月には落雷による火事が起きました。
北陸放送のテレビが視聴できなくなるなど、影響が出ました。
放射線の観測をしていたケースではないので、地球ガンマ線フラッシュがあったのかどうかは不明ですが、大規模な落雷では発生しているのかもしれないのではという関心が研究者の間では高まっているようです。
大阪大学大学院工学研究科・和田有希講師「2018年に鉄塔に落雷があって、放送が止まったっていうようなことがあったが、例えばそういった非常に強力な雷に放射線がかかわっているのかとか、逆に放射線を観測することで雷のメカニズムを明らかにできるのかとか、そういったところにつなげていくと学術的な探求だけでない深みが出てくるのではないかと思っている」

雷と放射線の関係はまだ端緒をつかんだ段階といえるかもしれませんが、世界的には大きな反響を持って受け止められたということです。
和田講師は次の冬の時期も金沢で雷の観測を行う予定で、いま以上に観測点を増やして、より正確な雷にともなう放射線の究明に力を注ぎたいと話しています。











