「水をかき分けて避難した」仮設住宅で床下浸水



降り続く雨は、仮設住宅で暮らす人の生活も脅かしています。

助政弘紀さん
「(川から)ここをつたって、流れ込んていった」

珠洲市では10日、市内2か所の仮設住宅あわせて73戸が床下まで浸水。宝立町第4団地では、仮設団地近くを流れる用水の水があふれ、およそ20人の入居者が隣の建物に避難しました。

避難を呼びかけた助政弘紀さん
「(水は)ここまで上がってきていた。ほぼ膝の下まで深い所あったので皆さんずぶずぶ水をかきわけてここに避難してもらった」

再建を進めていたさなか、床下浸水の被害を受けた住民も。
「住宅の解体が終わって、これからの再建を目指していたが、また土砂が入ってきて大変なことになって今後についてはがっかりしている」(被害にあった住民)

石川県内では午後2時時点で、国道249号など12か所で通行止めが続いています。

「最近の降り方は異常」農作物はなぎ倒され…


珠洲市宝立町柏原では水田や畑が冠水しました。

「この辺まで来た、ゴミが溜まっているところ」
Q川から離れているけど?
「上流から越流してきて、このあたり全部池。去年の9月と一緒くらい。この写真)は去年9月の」

川から濁流が押し寄せ、なぎ倒された農作物。様子を見に来た所有者も言葉を失います。
「最近の雨の降り方がちょっと異常で、40日雨が降らず、降ったと思ったら200ミリ。どうしようもないというか言葉にならない」(畑のオーナー)