おととし、東京・豊島区の会社事務所で起きた強盗未遂事件で、警視庁は指示役とみられる男2人を逮捕しました。2人は「匿名・流動型犯罪グループ」、通称「トクリュウ」の指示役とみられています。

この事件はおととし8月、豊島区池袋にある会社事務所に侵入し、従業員に催涙スプレーをかけて金品を奪おうとしたなどとして、男2人が逮捕されたものです。

2人はその後、有罪判決を受けましたが、警視庁はきょう、2人に指示したとみられる住居不定の今井裕治容疑者(38)と東京・板橋区の大野実容疑者(51)を強盗未遂などの疑いで逮捕しました。

警視庁によりますと、今井容疑者らは秘匿性の高いアプリを使って指示していたとみられ、別の特殊詐欺事件の捜査で関与が浮上しました。

警視庁は認否を明らかにしていません。

警視庁は、今井容疑者らが強盗などを繰り返す別々の「匿名・流動型犯罪グループ」、通称「トクリュウ」の指示役とみて、詳しく調べています。