25歳で上京 「大器晩成」の横綱・阿武松は家族らとともに眠る
阿武松は、今東京の寺に眠っています。東京メトロ・清澄白河駅から歩いて5分ほどのところにある日蓮宗・玉泉院の墓地に阿武松緑之助の墓があります。

墓を管理する玉泉院の井上慶亮住職です。

玉泉院・井上慶亮住職「阿武松がまず江戸に出てこられたのが25歳。25歳というと我々でも大学を卒業して社会人という、江戸時代において25歳というのはかなり高齢といえば高齢の状態だと思います。その中でやはり横綱になるというのは、出世も相当早かったのではないかということは思いますね」
墓には、阿武松とともに母親と妻、そしてその後名前を継いだ2代、3代、4代の阿武松も眠っています。

玉泉院・井上慶亮住職「江戸時代は移動が大変な時代だと思います。江戸に出てこられたら江戸にて眠るというのが、いわゆる自分の故郷に帰るというのはほぼなかったような時代かと思います。江戸に出て、そこで所帯を持って、すべてを成して江戸で亡くなられたので、こちらにお墓が建立されたのかなとは思いますね」