「町政の継続」訴える松栄忍候補 前町長と二人三脚の選挙戦
松栄忍候補「この流れを今切ってはならない。町を守らなくてはならない。それをできるのは地元にずっといる私しかいない」

一方、前の副町長の松栄忍候補は、若い世代の移住・定住に繋げるため魅力ある環境の整備や、閉校となった小学校跡地の利活用などに意欲を示します。
40年にわたる行政経験から、「町のことは誰よりもよく理解している」と自負しつつ、選挙戦で頼りにするのは地元議員らのバックアップ。常に二人三脚で行動を共にするのは、前の町長・宝達典久県議です。

松栄忍候補「(宝達県議とは)ほぼツーカーの仲ですので全く遠慮せずに…守らなければならないという思い、大事な町です。皆さんの笑顔あふれる町に、そういう町を守っていきたい」
人口1万1000人あまり、2つの町が合併して誕生した宝達志水町。地盤は高下候補が旧志雄町、松栄候補が旧押水町とそれぞれ異なる2人の両陣営は、互いの牙城に攻め込み票の上積みを狙います。
それゆえに、選挙戦では選挙カーがニアミスすることも。
高下栄次候補「これまでのような政策ではダメで、これまでとは違う新しい取り組みを今始めなくては」
松栄忍候補「私と一緒に宝達県議と一緒に、町の新しい未来図を作っていこうではありませんか」

ともに「女房役」として、町政を支えた経歴を持つ2人。有権者が選ぶのは町政の刷新を誓う元・副町長か、それとも前町長の後継となる前・副町長か。宝達志水町長選挙は15日投票が行われ、即日開票されます。