職員を個室に呼び出し、長時間にわたって高圧的な態度で責め立てるパワー・ハラスメントを行ったとして、石川県小松市は、小松市民病院の30代職員を減給の懲戒処分にしました。
石川県小松市によりますと、懲戒処分を受けたのは小松市民病院に勤める30代の技師で、2021年度に同じ職場の職員4人を個室に呼び出したうえ、3時間以上にわたって高圧的かつ一方的に非難・叱責したとしています。
その後も複数回にわたって同じ職員に向かって高圧的な発言を繰り返し、2024年度になって日本ハラスメント協会に被害者が相談し、事案が発覚しました。
小松市は30代技師を減給1か月・10分の1の懲戒処分にするとともに、当時の管理監督者だった60代の主幹も戒告の処分としました。
宮橋勝栄 小松市長は「綱紀の粛正、服務規律の遵守を徹底し、ハラスメント対策を継続的に取り組んで参ります」とコメントしています。