金沢市でブランド化されている伝統野菜の「加賀野菜」

加賀野菜を守ろうという取り組みです。

ネコジャラシ・シェフ 和田康平さん「今回は加賀野菜の“金沢せり”を使ってイカスミをあえたパスタとして出しています」

加賀野菜の一つ「金沢せり」

金沢せりの生産者、柿本慶太さん(44)。金沢市諸江町で4代続く金沢せり農家です。

「金沢せり」生産者柿本慶太さん「昔は20軒ほどあったようですが今は2軒しかないですからね」

今では、住宅地に囲まれた畑でひっそりと生産されている「金沢せり」。

金沢の伝統野菜・加賀野菜とは、1945年(昭和20年)以前から栽培され、金沢市農産物ブランド協会が認定している野菜です。品種改良されず、自家採種しながら代々受け継がれてきた野菜、15品目が認定されています。

「金沢せり」生産者・柿本慶太さん「根っこごと出すものなので・・・すごい。他の産地のものよりだいぶ細いのが特長ですね。細い分香りとかが圧縮されているのが特長」

金沢せりの特徴は「茎が細くて香りが高い」ところですが、育つ際のポイントは「水」だと柿本さんは話します。

「金沢せり」生産者・柿本慶太さん「10度付近はありますので、触ってみてもそれほど水道水ほど冷たいことはない。寒い方がいいけども地下水の一定の温度もほしい」

金沢市諸江地区に豊富に湧き出す15度前後の地下水。地元の自然が伝統野菜「金沢せり」を育んできました。

「金沢せり」生産者・柿本慶太さん「せっかく名前も知れていることなので自分の目が黒いうちは頑張っていこうかなと思っている」