珠洲市では市内の断水は解消しているものの住宅内の配管が破損し水が漏れるなどして水道が使えない住宅がいまだ数多くあります。こうした中、夏を前に高齢者世帯の給水作業の負担を減らそうと、珠洲市が始めたのが水が通る住宅前の水道管に仮設の蛇口を取り付ける仮水栓の設置です。

もともと正院町の男性が、断水が解消した4月に給水や洗濯のために自ら自宅の前に蛇口を設置したことから広まったこの活動。現在は市が災害救助法に基づいて行っていて、対象は75歳以上の高齢者が暮らす世帯や、配慮が必要な人がいる世帯に限られているものの、5月23日から6月17日までに5世帯に取り付けたということです。