なぜ高速バスの利用者が増えた?

高速バスの利用者が増えているんですね?

取材した福井鉄道によりますと、福井~名古屋線のことし3月の乗客数は1万2,966人で、去年の同じ時期と比べて約1.4倍に増えています。特に北陸新幹線の開業前の3月1日から15日までが4,626人だったのに対し、3月16日から31日までは8,340人と約1.8倍に急増しています。

そんなに増えているんですね!

また北陸鉄道によりますと、金沢と名古屋を結ぶ高速バスの北陸鉄道が運行する4往復分の乗客数も、新幹線開業前のことし3月9日から15日が約1,000人だったのに対し、3月16日から22日までは約1,500人と、こちらも1.5倍に増えたいうことです。

やはり乗り換えを避けてバスを選ぶ人が多いのでしょうか?

福井鉄道の惣宇利健善常務は、春休み期間中に重なったことが乗客数を押し上げたと話していましたが、利用者の声を聞く限りでは8分という乗り換え時間や敦賀駅での移動への不安を訴える人も多くいました。

このほか時間帯によっては、名古屋へ行く場合に敦賀と米原で2回の乗り換えが発生すること。さらに、新幹線と在来線特急との乗り換え割引制度が廃止され、料金の割高感がより強まったことも影響しているものとみられます。