体を気遣って…ボランティアを受け入れない理由
「慣れない漆で体がかぶれたら悪い」とボランティアは受け入れず、妻と2人で片付け作業を進める喜三さん。そんな中、あるものを見つけます。
蒔絵師・喜三誠志さん
「順番に絵付けをしてあとこちらのほうとこちらの方2か所か。絵付けをすれば大体仕上げがる予定でやっていたんですけれども」
団扇五聖蒔絵のお重。うちわに縁起の良い5種類の植物が描かれるもので、あとはキクとランが施されれば完成でした。



しかし、地震により一部が欠けてしまいこのままでは商品として販売することはできません。

蒔絵師・喜三誠志さん
「ただ輪島塗の良いところは直せるんですよ。時間は多少かかっても、また元に戻せるところが強みだと思います、これにめげず頑張ってまたきれいに作り直したいと思っています」
蒔絵師・喜三誠志さん
「こういうものは、こういう引き出しに入れていたものは大丈夫なんですよ」