“傷んでも直せる”…あとは道具だけ

さらに蒔絵職人にとって欠かせないという大切なものも残っていました。


蒔絵師・喜三誠志さん
「これで細い線を書く、こちらでその線を書いた後に中を塗っていく筆。最低この2本があればある程度のことはできます」

これまで使っていた筆。根元から折れたり漆が固まったりとその多くが使えなくなりました。


筆を作る職人が減っている影響で今はもう手に入らないものも。そんな中で見つけた新品の筆は、作品作り再開への光でした。