昨年度高知県内の児童相談所が対応した児童虐待の件数が、2000年度の統計開始以降2番目に多かったことが分かりました。

県によりますと昨年度、県内の2か所の児童相談所が受けた相談件数は1793件でした。児童虐待の通告や相談は726件あり、このうち、「虐待」と認定して対応した件数は、2000年度に統計を取り始めてから2番目に多い501件でした。虐待の種類で分けると子どもの前で暴力行為が行われる「面前(めんぜん)DV」や、「兄弟間差別」「暴言」などの心理的虐待が最も多く全体の過半数を占めています。

虐待の通告・相談件数が増えた背景には、「児童相談所への連絡」という意識が高まっていると考えられていて、県は「虐待を受けた子どもは「自分が悪いから叱られた」と思い込んでいる場合が多い。少しでも虐待が疑われる場合は相談窓口などに連絡してほしい」と呼びかけています。※児童相談虐待対応ダイヤル 189 (いちはやく)