高知競馬でデビュー以来“113連敗”を記録し、“負け組の星”と言われた「ハルウララ」が、9日、千葉の牧場で死んだことが分かりました。
ハルウララは1998年11月に高知競馬でデビュー。デビュー後から未勝利が続きましたが、連敗が積み上がるにつれ「負けてもひたむきに走り続ける馬」として、「100連敗」が近づいてきた2003年ごろには、全国的に注目される存在となっていました。
2004年3月のデビュー106戦目では、武豊騎手がハルウララに騎乗し注目を集めました。そのレースでも10着で、初勝利とはなりませんでしたが、大勢の人々を魅了しました。
ハルウララは2004年8月の最終レースでも勝てず「113戦113連敗」の戦績を残していて、その後、2006年に引退していました。
ハルウララは、千葉県御宿町の牧場「マーサファーム」にいて、「うーちゃん」という名前で親しまれていました。29歳になり、人間の年齢では90歳近くと高齢の“おばあちゃん”でした。
引退馬協会の発表によりますと、ハルウララは、9月9日午前2時20分、疝痛が原因で死んだということです。
引退馬協会は、関係者の皆様にお悔み申し上げますとともに、ハルウララ号のご冥福をお祈りいたします。とコメントしています。
