若者の流出や高齢化などの課題を抱える中山間地域の活性化を目指す検討委員会で、将来的なビジョンの骨格案が示されました。
中山間地域の活性化に向けて協議を進めるこの委員会では大学教授やNPO法人の代表などが委員を務めています。
3回目となる今回の会議では10年後に目指す姿として「中山間地域再興ビジョン」の骨格案が示されました。案では若者の人口と出生数の増加を目標としていて、具体的な数値として、県外からの年間移住者数を5000人以上にすることや20~34歳の女性の割合について全国平均を上回るなどといった目標が示されました。
委員からは「行政側がビジョンを浸透させる際に、地域の担当者との連携が必要」「就職と連携した教育を意識しなければ若者が流出する」「県外に出た女性の声を聞く必要がある」などといった意見が出されました。
次の委員会は12月上旬に予定されています。