高知県四万十市下田地区の小・中学生が学校と保育所の高台移転や小中一貫校の設置を求め市に署名を提出しました。
29日四万十市役所を訪れたのは下田中学校と下田小学校に通う子どもたちです。四万十市は下田中学校を今年度限りで休校にして中村中学校に統合する方針で、生徒たちは現在、下田小学校の校舎で授業を受けています。
低地にある下田小と下田保育所は南海トラフ地震に伴う津波の浸水区域に入っていて、子どもたちは高台移転と小中一貫校の設置に賛成する「署名」を集め、市の幹部たちに訴えました。
「家の近くで安全な高台に保育所をあげて、小学生も中学生も行ける学校をつくってください。どうか私たちの意見を受け止めて子どもの『命』と『権利』を守ってください」
四万十市は看護大学を誘致しようとして白紙になった下田中の旧校舎について地域の代表や保護者らと活用策の協議を始めています。