9月定例県議会が閉会し、県立施設を運営する外郭団体の自律性を支援するための費用を含めた補正予算案が全会一致で可決されました。

9月県議会は閉会日の14日、一般会計の総額で10億8260万円あまりの補正予算案が全会一致で可決されました。補正予算には県内の港や幹線道路などのインフラ整備費のほか、県立施設を運営する外郭団体の支援に向け、有識者懇談会を開くための費用などが含まれています。また、高知城歴史博物館の管理をめぐる条例の一部改正案も賛成多数で可決されています。

(高知県 濵田省司 知事)
「県立文化施設などにおいても創意工夫を凝らした、付加価値の高いサービスの提供により、職員の所得向上ができる体制を構築していきます。県立施設などが県民や利用者の皆さんの声に一層耳を傾け、より良質で満足の高いサービスを提供することにつなげたいと考えています」

このほか、育児や介護などの事情があっても働きやすい正職員採用枠の新設など、県職員の働き方改革に関する条例議案が全国で初めて可決されました。