朝晩は涼しくなってきました。高知県四万十市の公園で秋を感じさせる希少な植物ツリフネソウが花を咲かせています。
高知県四万十市具同(ぐどう)のトンボ自然公園。公園の奥に向かう途中にある池のほとりには、赤紫色の花『ツリフネソウ』が宙に浮くように咲いています。

一風変わった花の形が、舟形の“花挿し”に似ていることや帆掛け舟をぶら下げたように見えることからその名がついたとされます。夏の終わりから秋に花を咲かせ、俳句や和歌では秋の季語として使われます。トンボ自然公園の『ツリフネソウ』の花は10月中旬まで観られるそうです。

この他、入り口近くの池では、青紫色の『ホテイアオイ』も花を咲かせています。南米産の水草で、初夏から晩秋にかけて水面に浮かんで成育し、別名“ウォーターヒアシンス”とも呼ばれます。
