吉田沙保里さんが選んだ五輪「この一戦」 2人のここがすごい!
吉田さんはオリンピックでの戦いぶりをどう見ていたのか。番組では、2人の強さがわかる注目の一戦を選んでもらった。櫻井つぐみ選手の「この一戦」は準決勝。

相手は、8年前のリオオリンピックで吉田さんの4連覇を阻んで金メダルを獲得したアメリカのヘレン・マルーリス選手。先制されるも結局10対4で勝利し、決勝進出を決めた一戦だ。
■吉田沙保里さん
「私のリオの決勝の相手で、どういう戦いをするのか見ていたのですが、ヘレン選手が仕掛けてきたところを、うまくカウンターで取り返し、最高のタイミングで、しかもビッグポイント4点をとれた。相手の足をはずして下からすくって、うまく合わせていたので上手いなぁと」
清岡幸大郎選手の「この一戦」は決勝。イランの選手を相手に、第1ピリオドで一気に10点を奪い圧倒的な強さを見せた。

■吉田沙保里さん
「グラウンド技、寝技で最後とるんですけど、タックルもめゃくちゃ速い!そして、『リンクル』という私の現役時代余り見られなかった、相手の股の間に頭を入れてぐるぐると回転させる技、これを決勝で見事にかけられるというのは本当にすごい、とにかく強かったですね。」
清岡選手は決勝で「リンクルホールド」を出すと決めていたと話し、「海外ではまだ主流になっていない技で、守りに入らない日本の選手よりもかけやすかった」と大舞台を振り返った。