将来にわたって安定した物流機能を確保させようという「配送センター」が、高知県高知市に完成しました。

高知市に完成した共同配送センター、は高知市の「LIVORT(リヴォート)グループ」が建設しました。全国で34%の輸送能力が不足するという「物流の2030年問題」に対応しようという、敷地面積およそ2000坪の配送センターです。

荷物の保管位置や必要な個数をデジタル表示するシステムを導入し、作業を省力化させているほか、スーパーやドラッグストアなど異なる企業の荷物を集約して、エリアごとにまとめて配送します。

また、海抜60mという立地で、南海トラフ地震による津波対策もとられています。

◆LIVORTグループ 曽志崎雅也 執行役員
「2030年を迎えても皆さんの生活を支える物流を継続していく、そういった意義があると考えています。高知県内外を結ぶ『物流の結節点』として、新しい施設も考えています。これらを全部含めて、高知県の物流を支えていけたらと考えています」

この場所は、およそ50店舗の物流センターとして高知県内全域、また徳島の一部をカバーすることになっていて、2026年1月下旬以降、順次、倉庫を稼働させるということです。